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今日は三寒四温の”温”の日。
空気の暖かさに春の気配が感じられます。 昨晩、今月末設置予定の本棚準備に予想以上に時間がかかる事が判明。 気がつけばシリに火がついた状況にあり、こころ静かな2月とはうってかわり今月は嵐の予感。 来月の個展される方の油彩の額(19枚)もまだ構想しかできておらず、長さ2.4メートルの額もこれから。 ブログなんぞやっている間に仕事をとも思うのですが、業務連絡を兼ねてもおり、忙しい時ほどモード切り替え(気分転換)のいい手段になってくれてもおるのです。 まずは、先々回からの続きで額用のマット切りから。 マット切り(窓)は画材店に頼めばいいのですが経費節減のご時世。 「自分でできるところは自分で」というのは、僕の常なる発想・行動パターン。 ”かゆいところに手が届く”ということも大きな理由ですけど。 マットだけ買い(ご時世でネットで買ったりもします:アルアート加工)、自分で”窓”を切っているうちに、いつのまにかうまくなりました。 窓は45度斜めにマット紙を切るのですが、ちゃんとそれ用の道具があります(おフランス製ざますよ)。 いまではコンピューター制御のマット切り機械もあるようですが、画材店でないのでさずがにそこまでの投資はね。 大事な事は、カッターの刃が切れること。 そうでないと、窓の切り口が曲がったりデコボコになったりと仕上がりがきれいになりません(それはもうたくさん”実習授業料”を払いましたよ)。 しばらくやっていなかったので窓を切る感覚が戻ったくらいには作業終了。 マットの下にあるのはアクリル。 UVカット・割れにくい・軽い(どれもガラスに比べてですが)ということで、ハガキサイズ以上の額ではガラスの代わりにアクリルを使っています。 一口にアクリルといっても、お米と一緒でいろいろな種類(品種)があります。 値段もピンキリ。 メーカー&商品もいろいろあるようですが、厚さ2ミリ〜3ミリのスミペックスEというキャスト版(ほかに製造過程が違う押し出し版というタイプもあり)の透明を使っています(松本の問屋で扱っている商品だけの事ですけど)。 フレームにアクリル、マット、裏板、止め金具、吊り紐とセットして額の完成です。 基本的にはフレームに使う木の違いで色や雰囲気が変わり、眺めていても楽しい気分(やれやれやっと山の頂上に登ったとでもいうか)。 ここまでくると、いずれどこかで売ったらと(今回の注文分は3枚だけ)、もう少しまとめてたくさん作っておけばよかったかなかとも思うのですが(欲にかられた”トラタヌ”です)、売って蔵が建つより先に”お蔵入り”がほとんどゆえ、今の体力気力ではちょうどいいくらいでしょうかね。 額が一区切りついたので次は本棚。 ということで、まずは今まで貼りあわせた板40枚を機械加工。 表裏を削り、巾もそろえてという作業で約2時間。 思った以上に時間がかかり、たしかあとこれの4倍くらいの作業量はあったはず。 仕事の全体像の把握のため使う板材をすべて仕事場に。 おまけに、同時進行で大量に出る鉋屑も処理せねば(薪ストーブでの焼却処分ゆえ、真夏でないのがせめてもの救い??)。 ”春の嵐”の予感理由でした。
by kigikobo
| 2006-03-06 14:54
| 額の話
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