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観光地・安曇野の玄関口、穂高駅前ロータリーにレンタサイクルの店があります。
その名は[ひつじ屋]。 昨年2月、その店の(店主でなく)常連客から「コーヒを飲んでいても落ち着かないのでなんとかして」という依頼が舞い込み候。 実際に現場(店)に行ってみて「な〜るほど!」と、思わず大きくうなずく。 店主によると、外のカフェの看板(黒板)を見て「店」に入ってきたお客さんから「カフェはどこですか?」と聞かれることもあったとのこと(笑)。 翌3月、常連客のボランティア活動でまず店内の壁塗り(なぜかお三方とも設計屋さん) 店主も壁塗りを ”窓付き衝立て壁”はじめ ベンチ、ハイスツール、トイレドア、間仕切り壁、などなど、現場の様子を見ながらイロイロ作ったり作り変えたりしてカウンターがある”カフェっぽい”店に。 ついでに、少しばかり殺風景なので千倉にあるマオ氏のグッツショップ「海猫堂」のひつじ屋支店を店の隅に無理無理作り(?)、僕は海猫堂ひつじ屋支店・支店長代理に就任! それらが功を奏したか(?)、この一年、カフェ部門の売り上げは伸びたそうな。 本業の”レンタサイクル”とカフェ部門、一人でかけもちでやっているので、忙しくなるとより使い勝手の良いレイアウトが求められ、また収納スペースの不足も表面化。 たまらず(←たぶん)「なんとかしてほしい」ということで依頼があり、店の私設応援団団長(前出の壁塗り画像で、壁塗りの後ろ姿がお美しい設計士の方)の監修のもと、一昨日〜昨日と改装工事をしました。 工事初日の午前中は仕事場で資材を準備。 それらと工具一式を車に積み、昼すぎに現場到着。 腹が減ってはなんとか、、、まずは腹ごしらえ。 久しぶりに使う弁当箱(松本の骨董店・三楽で買った花見重)でお昼です。 中身はたいしたことないですが、不思議なことに”容れ物”だけで“うまそうに”みえます(箸と箸箱は自作)。 初日はモードチェンジ・準備運動の日ですね(翌日が勝負の日)。 僕の場合、改装工事は基本的には行き当たりばったり(?)。 作業しながらその場(空間)の空気を読み(←これが大事)、自分のからだで感じ、測定し(←これも大事)必要なモノやサイズを決めてゆきます。 ゆえに、現場ではいつも頭の中はフル回転(”空回り”か?)。 まずはキーポイントとなるカウンターの位置を変更し、既存の棚の解体。 新規の棚の組み立て途中で初日の作業は終了。 翌日は本番モードゆえ、営業再開できるところまでいかないと何があっても家に帰れません! 現場に向かう途中、常念岳がきれいに見えました。 どちらかというと”モノ作り苦手系”の店主、昨年の壁塗りについで今年は棚作りを”強制”されてます(笑)。 夕方から”総監督”も現場に来て陣頭指揮。 すったもんだし、とりあえずカタチになったところで時計を見れば、夜も9時半をまわっていましたがな。 こちらはキッチン側の仕切り壁(店主が作っていた棚で、上半分は壁風に) 壁の下塗りは、今回の総監督で店の応援団団長が自ら直々になされました。 久しぶりの壁塗りに、腕が落ちていないかと心配のご様子でしたが(←「落ちるほどの”腕”があったかな?」とは陰の声)、なかなかどうしての仕上がり具合でした。 あとの仕上げは、副団長(これまた前出の壁塗り画像で、赤い帽子が”お似合い”の設計士)にお任せです(副団長殿、よろしゅうに)。 後ろ姿だけでなく”前姿も”お美しい団長さまと”お疲れオーラ”出まくりのひつじ屋店主・高橋さん。 どうもお疲れさまでゴザイマシタ。 来週、店の定休日(木曜日)、いつものサワラ材の棚を店内目一杯作り、今回の改装工事の終了です。 安曇野へお出かけの折のレンタサイクル&コーヒーはひつじ屋でどうぞ。 *社外連絡* マスクマン・オオタニさま こちらはみなさん元気でやっとりますです、ハイ。
by kigikobo
| 2006-05-26 09:48
| 本棚プロジェクト
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