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今から20年近く前、松本の日野屋という古道具店でのこと。 だるまストーブに薪(コナラかクヌギ)をくべながら、店主が薪の中から白い芋虫のような幼虫を取り出し、それをストーブの上で転がしながら「まあ、だまされたと思ってたべてみい」と。 おそるおそる口に運んでみると、これがまたなんとも美味・まるで未知との遭遇! 幼虫の白い皮はパリッとして、中はジュウシーでこおばしく、味はまるでクルミの実。 以来、ことあるごとに「虫(カミキリムシの幼虫)を見つけてはコロコロ」が、薪ストーブの楽しみの一つでもあり、僕の冬の味覚になったのです。 現在地に越してからというもの、薪ストーブは暑い夏でも使う木屑の焼却炉。 薪は使わないので、当然ながらカミキリムシの味ともご無沙汰。 ところが今日、仕事場でしばらくぶりに”食材”を発見!10年ほど前に買ったナラの角材の中に(ナラ材の”餌”をあげて育てていたということにもなりますかね)。 さっそく取り出し、久しぶりにストーブの上・遠赤外線でコロコロこんがりと。 味は昔とかわらず、パリッにジュウスイー。 ここでやはり日野屋店主と同じ台詞が出ます「まあ、だまされたと思って!」 毎日食べているわけではありません(念のため)。
by kigikobo
| 2006-02-01 21:42
| 食いもんの話
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