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さすがに一番寒い時期、今朝はかなり冷え込みました。
窓の結露の氷具合で冷え込みの程度がわかりますし、その模様がきれいなのでいつもしばし見とれてしまいます。 ここは長芋の産地。 いつも地元のS氏という農家の方から、「自家用」という収穫のときに折れてしまったり形がちょっといびつな長芋をわけて売ってもらっています。 値段も手頃ですし、うまいんですよ(僕が思うに破格値で申し訳なく思うくらいですが、そこは心を鬼にして?遠慮なく買っては食べたり実家に送ったりしています:笑)。 年末にあったそのS氏との会話(←一応、こういう”ネット世界”では仮名にしておいた方がいいでしょうということで)。 「看板、作れる?」 「木で作るものだったらなんでも」 「いくらぐらい?」 (ここでしばし考え込む) 「う〜ん、5,000円コース、10,000円コースくらいからあるけど、、、」 (すぐに) 「じゃ、5,000円で」 板は何の木を使うか?字体はどうするか?大きさは?色は?などなど、”尻に火がつかないと”なかなか考えが決まらないのですが、これ以上看板製作を引き延ばすと他の仕事にも支障をきたすというこれまで長年の勘!から、一気に仕事に取りかかりました。 5000円コースなので、できるところは相手にできるだけやってもらうという工作教室? 今回使う板はクスノキ。 ずいぶん昔に、虫がつかないという事で(樟脳を採取する木です)タンスの引き出し用の板として買ったのですが、そのあまりのにおいにビビってしまい、使わなかった板を使う事に。 軽いですし彫りやすい、30センチの巾の板があり、たぶん他の木よりも腐りにくいでしょうし戸外で使うにはちょうどいいかとも。 適当な板を一枚選んで仕事場へ。 すると機械で削っただけで仕事場は樟脳の匂い(臭い)が充満し、その臭いは玄関までただよってきました。 いずれ「ニオイ」の成分は飛散し臭わなくなりますし、ほんのかすかに”香る”くらいならそれもいいのですが、削りたてはそれこそ鼻がひん曲がるほど(新潟では「鼻がモゲル」といいます)。 ともあれ、削った板の上にプリンターで印刷した文字(瀬川農園)とカーボン紙を置き、板に文字を写します。 今回は文字の面積が多いので、文字の周りを彫りレリーフ風に。 聞くところによると”偉い現場監督”とは作業の指示”だけ”をするだけらしいので、僕も真似して、 少しだけお手本というには程遠い見本をみせ(”バレないため”にちょっとしか見せない)、あとはこうやって、それでこうして、こうなる、、、と、言葉でS氏に説明しました。 あとはS氏に看板の彫りを仕上げてもらって、一緒に色を塗り、完成という段取り(もちろんペンキ代はもちろん、色もS氏自身に塗ってもらいます)。 「口は動かすけど手はあまり動かさない」というのが、5,000円コースの中身(実態)で、これを僕は「看板作りを一緒に楽しむコース」と呼んでおります。 5,000円は、彼の作る長芋と”物々交換”となり僕をトロトロにしてくれるのです。 最後に、地元に住んでおられるTさんはじめ皆様、くれぐれもS氏とはどこの誰かと詮索しないでいただきたいのです。 特に名字は。
by kigikobo
| 2006-02-13 14:23
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